S/N 28 再製作
TMK 180 WILLIAMS RENAULT FW16 BRAZILIAN GP INTETERLAGOS 1994 1/43


再生。今回は以前製作(初期作品のため仕上がりが良くありませんでした。)していた車を分解して、再度製作し直します。今度の計画はピット作業の様子を再現しようと考えています。ピット・クルーは90%は出来上がっています。ケースも注文しました。問題はFW16は実戦でピット作業があったのかということです。第2戦は0週リタイヤだからピット作業はないはずです。第3戦はあったかもしれませんけどビデオを見直したくないので確認作業はしませんでした。第1戦は55週リタイヤで、ピット作業が行われています。そこで、BRAZILIAN
GP仕様を製作します。
問題はピット作業を再現するということはコックピットにセナが座っていないといけません。これが大変でした。キットには立っている人形はありますが座っている人形はありません。幸い、別のキットには座っている人形があったのでそれを使用することにしました。ところがサイズが全然大きいのです。この人形をコックピットに納めるのは至難の業でした。

シンナーにどぶ漬けし部品再生。今回はフロント・ウイング主翼はキットのパーツを使用します。今まで自作していましたが主翼の先端部分の丸みを付けるのが結構難しいからです。何故今まで気づかなかったのでしょう・・・・馬鹿ですね。

例によって、TAMEOのプロポーションの修正を行いました。先ず、サイド・ポンツー前のフロント・ノーズに左右から圧力を掛け細くします。このときボディに傷が付かないように気をつけます。

細くなった所にはコックピットが入りません。コックピットも左右から圧力を掛けて取り付けられるように修正します。


計器板のエッチングも大きいのでヤスリで左右を削ります。

無事コックピットが収まりました。

次の問題が異常に大きいステアリングです。おそらく実際のスケールに合わせてサイズを出したとしても大きすぎると思います。それと、ステアリングの角度ですが資料で調べるとステアリングの角度がおかしいのです。資料によるとステアリングの軸はアンダー・トレーに
ほぼ平行でステアリングは垂直になっていました。この後修正します。





フロント・ノーズ先端の延長。半田で肉盛りをしてヤスリで削っていきます。削るときはサイドから形を整えていきます。先端が真っ直ぐにならないといけないので頻繁に確認しながら削っていきます。大体の形の成型が終わりました。長さは後から短くできるので最初は長めに成型しておきます。



バケットシートに乗せるため人形の下半身、背中を削り、シートベルトの型も削り取りました。その結果バケットシートに納まるようになりましたが、やはり先ほどのステアリングの角度が気になりました。また、両腕も長すぎました。どうしてもステアリングを握らせたかったので腕の長さ、肘の角度、手首の角度を調整しました。勿論それでも納まりません。そこでコックピットを延長することにしました。これで腕の長さに余裕が出来、無事ステアリングを握らせることが出来ました。ステアリングの角度も解決しました。勿論、細いフロント・ノーズに大きなステアリングが入り込んでいくので高さを低くして何とか納まるように修正しました。

TAMEOのプロポーションその2。サイドポンツーの出っ張りを修正します。アンダー・トレーごと垂直に角を削っていきました。

ここで一時休憩のため、大きな傷にパテを埋めました。

セナのヘルメットに色を入れました。








大体の成型が出来た後はより目の細かいヤスリで丁寧に修正を加えていきます。アンダー・トレーを取り付けてフロントウイングを取り付ける高さを調整していきます。このときノーズがだんだんと短くなるので注意が必要です。

ヘルメットの黄色が乾いたので、セナのデカールを貼ります。

セナの人形にも色を入れ、ステアリングを握らせ、デカールを貼りました。

ヘルメットにデカールを貼るにはなかなか難しいです。先ずヘルメットの下側に沿ってラインを合わせます。円柱形をイメージします。マーク・セッターで貼り付いたら、次は上部に移ります。[NACIONAL]のロゴは切り離し、ヘルメットの上に貼り直します。勿論、マーク・セッターを使います。最後に正面の「Rothmans」ロゴをマーク・セッターで倒して貼り付けます。全体にマーク・セッターかマーク・ソフターを塗って終わりです。注意はヘルメットの色が水性塗料でしたら溶け出すことがあるので、マーク・セッター、またはソフターは塗りすぎないことですね。

フロント・ウイング主翼を利用するため、補助翼を削りました。



セナがコックピットに無事納まりました。



デカールが乾いたので全体をクリア塗装しました。この後シートベルトを取り付けます。

今までの経験上で製作した図面です。実際に製作するときは少し修正を加えます。

フロント・ウイング製作。補助翼、翼端板、整流板をアルミ板で製作しました。


フロント・ウイング組み立て。

ガーニー製作。

フロント・ウイング完成。

#180ペーパーで磨き上げ、パテ埋めをしました。

既に組み立ててあったリア・ウイングを清掃しました。(歪みがあったので修正しました。)



セナにZ modelのシートベルトを取り付けました。

サイド・ミラー製作。キットのサイド・ミラーは少しサイズが小さいので、別のキットのサイド・ミラーを使いました。Z
model のミラー枠を使用しました。

#180ペーパーをかけました。

コンパウンドで磨きました。

TAMEOのノーマール・プロポーションと比較しました。




TAMIYAのホワイト・サーフェイサーを吹きました。

フジヤのタイヤのトレッド面を#180ペーパーで磨きました。説明書によると#600~やや荒れた感じのトレッド面、#800~ニュー・タイヤのトレッド表面とありました。今回はピット作業でタイヤ交換をする状況を表現するため少し粗めに表現しました。タイヤマーキングを吹きました。



下地の白を吹きました。

アンダー・トレーをつや消し黒で吹きました。


フロント・ウイング、リア・ウイングをマスキングし、つや消し黒を吹きました。


フロント・ウイングのマスキングを外しました。

リア・ウイングのマスキングを外しました。

マスキングをして、コバルト・ブルーを吹きました。

マスキングを取りました。乾燥中。






フロント・ウイング全体にカーボン・デカールを貼りました。
カーボン・デカールはすべてSTUDIO27製です。
フロントウイング主翼に少し曲げを入れて。補助翼内側の取り付け方法を変更。


リア・ウイング全体にカーボンデカールを貼りました。

コックピットにカーボン・デカールを貼りました。


アンダー・トレーにカーボン・デカールを貼りました。




ボディ全体にデカールを貼りました。サイズを確認してサスペンション、リア・ウイング取り付けました。
フロント・ウイング主翼に微妙な湾曲を入れています。

Z model のサスベース取り付け、ステアリングロッド自作しました。サイドミラーにZ model
のミラーをはめ込みました。








全体的に細かなところを修正し、乾燥中。

「精密屋」ウレタンクリアを吹きました。
#2000ペーパーで研磨。
50ミクロン粒子コンパウンドで研磨。
0.5ミクロン粒子コンパウンドで研磨。

タイヤ、ホイール取り付け。

Z model の給油口取り付け。

Z model のロックナット(中)取り付け。Z model のエアバルブ取り付け。

ウインドウ・スクリーン自作。アンテナ自作。

SENNAコックピットに納まる。


テール・ランプ・カバーを自作しました。

ピット・クルー作業を再現するためのアクリルケース。(ミラー・バック仕様です)
TAMIYA MODELING WAX をかけました。

ホイール・センター・ロックナット改造。
ピット作業再現。







































完成しました。
WILLIAMS RENAULT FW16 AYRTON SENNA
1994 BRAZILIAN GP INTETERLAGOS
S/N 61 2009.07.21.
ピット・クルーのデカールの出来がどうしても納得がいかなかったので、新しくデカールを製作し、修正しました。


完成。


















WILLIAMS RENAULT FW16 AYRTON SENNA
1994 BRAZILIAN GP INTETERLAGOS
S/N 61 2010.03.07.
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